当方ウェブサイト「カートの中」等一部のページでセキュリティ警告が出てしまう原因について【2/23追記】

～2024年2月23日追記～

tracker.web-cockpit.jpからのFormjacking Website 2攻撃を遮断するためにプログラムの解析を行っておりますが、販売元だったJustsistemsではサポート終了とのことで、問い合わせは続けておりますが明確な解決法がわからない状況が続いております。

なお、この状況はPCで閲覧した場合にのみ起きている現象で、スマートフォン専用サイトに関しましてはcockpit.jpと連携するタグが埋め込まれていないため、全く問題なくご利用いただける状況となっております。

大変ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんが、下のQRコードからTWKインターネットショップのスマートフォン専用サイトにアクセスしてご利用いただけますようお願いいたします。

（以上2/23追記）

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（ここからは2月15日の最初の投稿内容になります）

当「TWKインターネットショップ」は2002年にオープンし、2008年からはネットショップ作成ソフト「ネットショップオーナー」を使ってサイトを構築し、現在に至っております。

その過程で何度かソフトのバージョンアップが行われ、その最終バージョン「ネットショップオーナー5」ではツイッター等SNSとの連携が可能な「コックピット」という機能が盛り込まれました。

当サイトとしてはコックピットの機能に魅力を感じなかったので、その機能は一度も使っていませんでしたが、ソフトのプログラムにデフォルトで「コックピット」との連携が組み込まれていました。

その後、コックピットそのものの運用が終了し、連携先サイト「web-cockpit.jp」も閉鎖されていましたが、2024年2月初めにそのドメイン（web-cockpit.jp）が第三者に買い取られ、かつての「コックピット」との連携タグが埋め込まれたサイトに「Formjacking Website 2」という手段で攻撃を仕掛けてくるようになってしまいました。

当方では2月10日にセキュリティソフトの警告によってその事実を知り、すぐに対策を試みたのですが「ネットショップオーナー5」はすでにサポート期間が終了となっていて、ソフトのプログラムを変えてコックピットとの連携を断ち切ることは不可能だったため、3000ページ以上ある当サイトの全ページをFTPソフトで1ページずつコックピット関連のタグを削除して再アップロードするという気の遠くなるような作業を何日もかけて行った結果、ほとんどのページで「Web attack:Form Jacking 2」攻撃を排除することができました。

しかし、「カートの中」等の「Cgi」で動くページではFTPで開いてもCockpitと連携するタグが表示されず、排除することができていません。

「ネットショップオーナー5」の販売元だったJastsistemsに何度も対策方法を問い合わせたのですが、サポート期間終了ということで解決策が見いだせず、それでも別部門担当の方と何度もやり取りを繰り返したのですが、結局解決には至らず、これを書いている2月15日の時点で「カートの中」等のCgiページではセキュリティの警告が出る状況となってしまっております。

この「Formjacking Website 2」というのは「ウェブスキミング」の一種で、当方のウェブサイトがウイルスに感染しているわけではありません。
過去の連携で繋がっているページに入力されたクレジットカード情報を盗むのが目的で「web-cockpit.jp」ドメインを入手した悪意のある第三者によって仕掛けられているものです。

当方ネットショップでは数年前にサイトを改ざんされてお客様のクレジット情報が盗まれるという最悪の事件が起きてしまい、その後FTPサーバのセキュリティを何重にも厳しくすると同時に、クレジット決済の取り扱いを中止にし現在に至っています。

今回、このような過去の連携先ドメインが悪意のある第三者の手に渡り、そこから攻撃を仕掛けられるとは考えてもいなかった新たな手口で、改めて現在のネットの闇を思い知らされた次第です。

「カートの中」を開くとセキュリティ警告が出るような状況ではご利用されるお客様も不安になるでしょうが、入力されたカード情報を盗むための攻撃ですので、クレジット決済を行っていない当サイトのご利用にあたっては問題はありません。

念のため再度お伝えさせていただきますが、当方ウェブサイトの各所に明記しておりますとおり現在クレジット決済は行なっておりません。
もしカード情報入力枠があってもそれは第三者による改ざんですので、絶対にカード情報を入力しないでください。

現在、悪質サイト報告のウェブサイトに「web-cockpit.jp」の運用を停止させるよう要望を出していますので、近いうちにそれが実行されることを願っております。

以上、ご利用のお客様に大変ご心配をおかけしてしまっていることを深くお詫び申し上げます。

2024年2月15日
トライアルワークス小坂　小坂政弘